治療の前に
水平診療について
治療を行う際には背もたれが後ろへ倒れ、ほぼ水平になります。これは水平診療という診療方法で、患者さんの上半身と下半身の血圧が体を水平にすることにより一定になり、全身がリラックスした状態で治療を進めていくことができるものです。
また、患者様の不安感をあおる器械や器具類も極力目に触れにくい場所に設置されてありますから歯科恐怖症の方や高血圧症の方々のお体へのストレスも大部分抑えられます。患者様のなかにはリラックスし過ぎてそのままお眠りになられてしまう方もいらっしゃるようです・・・。
一方、術者にとっても身体ストレスが少ないシステムであるため的確な判断、正確な手技で患者様へ治療を施すことができます。
ドクターも人間ですので心身ストレスが過剰な環境での長時間勤務は医療ミスの原因になってしまいます。しかも歯科治療においては一度削ったらもとには戻らない組織をコンマ何ミリの作業をしなければなりません。
術者の疲労で午前中最初の患者様と午後最後の患者様に対する治療テクニックに差が出てしまってはいけませんよね。
つまり水平診療は、術者と患者様の両者のストレスを最小限におさえながら歯科治療を進めていける理想的な方法だといえます。
(右は、水平診療の創始者ダリル・ビーチ氏と)
しかしながら、全ての患者様に水平治療が最適とは限らないのも事実です。
治療内容によっては座位で行うこともあります。
もちろん、腰痛その他お体の具合を教えていただければ治療椅子の背もたれを倒さずに治療することも可能です。
